皮膚のしくみ

皮膚の構造

皮膚は、大きく分けて、次の3つの組織からできています。

1. 表皮
表皮の最上層部に角質層があります。表皮の厚さは0.2㎜ほどです。
2. 真皮
表皮の数倍の厚さをもち、血管や毛根、汗腺、皮脂腺、神経細胞などがあります。また、アトピー性皮膚炎と重要な関係のある肥満細胞(マスト細胞)もここにあります。
3. 皮下組織
皮下脂肪がここにあります。
皮膚の構造図

表皮のしくみ

表皮は変性していき、最後は垢になる
表皮の厚さは0.2㎜ほどです。基底層(きていそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、淡明層(たんめいそう)、角質層(かくしつそう)で構成されており、以下の図の通り、上へ上へと順次変性していきます。4週間ほどで角質層に達します。角質層の角質細胞は、下からせり上がってきた新しい角質細胞に追われるように最後は垢(あか)となってはがれ落ちます。
表皮のしくみの図
約6週間で健康な皮膚が作られる
表皮の角化サイクル(周期)をターンオーバーといいます。基底層から角質細胞が垢となるまで、約6週間を要します。これをたえず繰り返して新しい皮膚に生まれ変わり、健康な皮膚を作っていきます。

真皮のしくみ

真皮は体温を調節している
真皮は、表皮の数倍の厚さで、血管が豊富にあります。熱いときは拡張して熱を放出し、寒いときは収縮して熱の損失を防いで、体温を調節しています。
真皮にはクッションの働きがある
真皮には、皮膚の弾力性や保湿性を保つコラーゲンがあり、クッションの働きを担っています。コラーゲンはストレスや紫外線などによって減少すると、小じわやかさつきの原因になります。
真皮には炎症を起こす肥満細胞(マスト細胞)がある
真皮には肥満細胞があり、この細胞は炎症や、かゆみの原因となる科学物質を産生します。アトピー性皮膚炎ではダニなどの刺激を受けると、この細胞が活性化され科学物質を産生・放出し炎症や、かゆみの悪化を誘発します。
真皮のしくみの図

皮下組織のしくみ

皮下組織には脂肪細胞が豊富にある
皮下組織には、脂肪細胞が豊富にあり、皮下脂肪組織とも呼ばれています。その脂肪細胞は、保湿と栄養貯蔵の働きを担っています。

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