頭痛や腰痛、歯痛、ケガをしたときの痛み…。「痛い!」という感覚にもいろいろな原因があります。病気やケガをしても、痛みさえ感じなければ不快さも半減するはずなのに、なんて考えた経験は誰にでもあるでしょう。では、なぜこのような不愉快な感覚が存在するのでしょうか? ちょっと、痛みを感じない状態を想像してみましょう。たとえばうっかり身体をどこかにぶつけたとします。でも、痛みを感じなければへっちゃらですから、私たちはあまり身体を守ろうなんて意識しなくなるでしょう。かくして身体は傷だらけ、ということになってしまいます。 痛みという感覚は、つまり、身体に何らかの危害が及んだときに、その危害を即座に回避したり素早く対応したりするためのアラームなのです。