第十回/2009年 21世紀ケロリン俳句大賞第十回/2009年 21世紀ケロリン俳句大賞

【選評】

くすりはいのちを活かすためにあり、いのちは世界を豊かにするためにある。この信念のもと、ケロリンの内外薬品は創業以来、企業活動をつづけてきた。そのささやかな試みの一つとしての俳句大賞の名称を、今年第十回を期に21世紀ケロリン俳句大賞と改めることになった。
ささやかな試みとはいえ、この種の催しが十年つづくのは稀有なことといわれる。ひとえにお客様、販売店様、そして何より投句者の皆様のおかげ、と感謝申しあげたい。とくに今回は第一回に次ぐ多数の投句があった。この熱意を力に、スタッフ一同、皆様とともに、第十一回、第十二回……ますます輝かしい明日へ、と決意を新たにしている。
さて、今回の大賞の橋立英樹さん、背泳ぎしつつまさに宇宙の中心にいるとの実感、これこそが世界を、自然を大切にすることの出発点でなければなるまい。
優秀賞の塩見俊一さん、杖をつくようになっても車椅子になっても学びつづけるのが、生きている喜び。曽根新五郎さん、新しい鍵を託されるのは自分への信頼の証し、しかも時あたかも良夜とは。信安淳子さん、わが子がおなかをすかせて泣き出せば、おのずから湧きあふれる乳、母性ならではの体感。ケロリン社長賞の佐藤さん、童話的な感性に不思議な説得力があった。
佳作、準佳作、そして入選も、快作・力作揃いなこと、ご覧のとおりだ。

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【審査員】

写真:高橋睦朗氏

高橋睦朗氏 Mutsuo Takahashi高橋睦朗氏 Mutsuo Takahashi

経歴

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